年越しネパールの旅 ヒマラヤに行こう!~5日目 ゴレパニ(プーンヒル)→ガンドラック③~

2020年1月1日

~5日目②~からのつづきです。


プーンヒルで初日の出を見たあと、ゴレパニを出発してガンドラックを目指し、トレッキング中です。


14時過ぎ

やっとタダパニ(2630m)に到着しました。

JBに連れられるままロッジに入ります。

そこの食堂でランチタイムです。

モリはおなじみのチキンダルバードを注文しました。

私は麺料理のトゥクパを注文しました。

小麦粉で作った、全くコシのないうどんのような食べ物です。
チーズが入っていて、スープはドロドロしています。

味はしょっぱかったけど、結構おいしいです。

JBも一緒にダルバードを食べます。

モリもJBもダルバードをおかわりしていました。


かお 「JBは毎日ダルバード食べるの?」

JB 「Yes! Everyday! Everytime!」

かお 「毎食なの!?」


実はガイドやポーターはトレッキング中のダルバードが半額だそうです!

さすが国民食ダルバードです。


ストーブで休憩していると、一人旅の日本人男性が来ました。

その方は今日はここに宿泊するとのことです。

このトレッキングにはガイドはつけておらず、ポーターと来ているそうですが、ポーターがすぐにどこか行ってしまうようで、今もどこに行ったのか分からないそうです。

ガイドがいないのは大変そうです…


これまでのトレッキングについて話します。

私が毎日のように早く帰りたいと言っていることについて話して笑っていると、JBがやってきました。

JB 「何話してるの??」

かお 「絶対言わないで!(日本語)」

モリ&日本人男性 「(笑)」

JB 「何?何?」

モリ 「かおが早く帰りたいって毎日言ってるよ。」

かお 「……も~」

絶対言わないでって言ったのに!(怒)

JBごめんね…。



このロッジの外壁はトレッキングインフォメーションになっています。

晴れていればとてもいい景色が見れそうですね。

トレッキングマップ

15時ごろ

そろそろガンドラックに向け出発します!

ここからはほぼ下りばかりだそうです。


早速馬です。

トレッキング中は本当にたくさんの馬とすれ違います。

何かの畑ですね。
ダルバードの付け合わせの野菜かな?

曇っていますが、雪山も見れます。

もうこのあたりでは、かなり疲れがきてました…

ひたすら下って行きます。


途中で道を聞かれることが2回ありました。

他の仲間とはぐれてしまった中国人男性と、ガイドもポーターも付けていない日本人男性です。

やはりガイドがいないと大変そうです。

私は絶対無理だと思いました。

道に迷ってたどり着けないかもしれません…


急がないと日が暮れそうになってきました。

ついに…遠く下の方にガンドラックの村が見えてきました。
もう本当に足が痛いです。

JBも下りは膝が痛いと言っていました。

最後の力を振り絞ってガンドラックに行きました。



そして、ガンドラック(1950m)にやっと着きました。
あたりは薄暗くなっていました。


しかし、宿泊先まで行くと、中から愉快なおじさんが出てきて、今日は部屋がいっぱいだと言うのです。

JBは電話で連絡を取っていたらしく、そのことは知っていたようです。

……?

どうゆうこと?

JBと宿のおじさん親しげに挨拶をしています。

宿のおじさん 「今日はごめんね。次来た時ぜひ泊まっていってね。」

……?

私たちの宿は今日はここじゃないのか……

なんだか賑やかで楽しそうな音がしていたので、この宿が良かったなと思いました。


JB 「ここに泊まるはずだったんだけど、急に団体客が入っちゃって、今日は別のところに泊まろう。」

モリ 「OK…」

私はもう限界近くまで疲労していました。

きっと近くの宿に泊まるのだろうと思っていたのですが、もと来た道を引き返すのです。

結構引き返して、村から出ます。


こんなに引き返すなんて、なんでここまで来たんだろう……


途中で曲がりさらに進みます。

あたりはもう真っ暗です。

歩いている道が見えなくなってしまいました。

遠くに光が…

別の村が見えました!

JBが携帯で足元を照らします。

気を付けながら最後の階段を下って行きます。




19時過ぎ、
やっと、今日の宿に着きました……


Bishow Guest House

さっきの村から結構離れていますが、こちらの村もガンドラックのようです。

ちなみに、ガンドラック(Ghandruk)はガンドルン(Ghandrung)ともいうみたいです。



ゴレパニからここまで10時間半かかりました。

実際はその前にプーンヒルも行っているので、
朝6時出発とすると、休憩時間も含んで13時間半かかったことになります!

………

疲労困憊です……



活気のないロッジに入りました…

最上階の部屋にJBが案内してくれました。

部屋はシャワーもトイレも付いていました。

JBがシャワーの出し方を教えてくれます。


かお 「…お湯は?」

JB 「…?今日はもう遅いし、天気もそんなに良くなかったから、お湯は出ないよ。」

お湯なんか出るわけないという顔をしていました。

今日はシャワーを浴びることは不可能なようです。


疲れすぎていたので、
夕食の前に少し部屋で休憩させてもらうことにしました。

本当に今日は長いトレッキングでした。

さすがのモリも疲れたようです。

コーラを飲み休憩しました。



そろそろ夕食食べます!

人がいない寂しい食堂です。

モリはランチのダルバードをおかわりしたせいか、そんなに食欲もないのでポテトチップスを頼みました。

そしたら、フライドポテトが出てきました。

ネパールではポテトチップスはフライドポテトのようです。

ポテトチップスの方は何と呼ぶのでしょう?


私はおなじみダルバードです。

やっぱり色んな場所でダルバードを試したいのです。

しかし、疲れすぎているせいか、食が全然進みません…


JBがまたフルーツ盛り合わせを作ってきてくれました。
食欲ないけど、フルーツなら食べれそうです。

フルーツはこれで最後だと言っていました。


毎回ありがたかったです。


これまで他のお客さんを見てもフルーツ盛り合わせを食べている人はいなかったので、JB(Happy Treks?)はサービスがすばらしいのです。

モリも食が進まず、JBにポテトをあげてました。


ポテトを食べながら、明日について相談します。

JBが大きな地図を広げました。

アンナプルナ連峰トレッキングの地図です。

地図を見るのは好きです。


トレッキングはもう十分だと思っていた私たちは、明日は短時間のトレッキングにして早めにポカラに帰るプランにしました。

ガンドラックからは色んなプランでポカラに帰ることができそうです。
もっと歩きたい人は初日に通ったナヤプルまで歩くことも可能です。


地図を眺めていると、ありました。

ABC(4130m)です。

アンナプルナベースキャンプのことです。
登山上級者でなくても、ここまでは行くことが可能です。

当初はここに行くことも考えましたが、トレッキングに1週間かかるので、諦めました。

今思うと、そもそも私には不可能でした……

もっと鍛えなければ……

私たちの今回のトレッキングは数あるトレッキングの中でも、もっとも簡単だとJBが言っていました。



それと、地図上には気になっていた温泉がありました。

かお 「温泉はここから近いの?」

JB 「うん。結構近いよ。もし、モリと俺だけなら明日行けるけどね。」

かお 「ふーん。」

……私が居るから無理ですか……



今日はJBと過ごす最後の夜です。
なんだか寂しいですね。

名残惜しいですが、もう遅いので部屋に戻りました。


部屋に帰って、シャワーは浴びることができないので、ハンドタオルを水で濡らして体を拭きました。

水は氷のように冷たいです!


そして、お決まりのスタイルで就寝です。

硬いベッドの上に寝袋、そして布団を掛けます。

さすがに今日は眠りにつくのでした…




さて、今日の携帯の万歩計はこんな感じです。

プーンヒルの頂上でiphoneが切れてしまったので、
プーンヒル→ゴレパニの30分間くらいはカウントされていないと思います。

でも、このトレッキングで圧倒的最多歩数記録です!

クタクタです…



明日はやっとポカラに帰れます!


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