GWガラパゴスの旅 ゆかいな動物たちに出会う!~8日目 サンクリストバル島観光&ダイビング②~

12:00サンクリストバル島で観光
キッカーロックツアー後半

2019年5月3日

〜8日目①〜からのつづきです。

キッカーロックツアーに参加中です!

これからいよいよダイビングです!!


船でキッカーロックまで移動してきました。

10人以上の参加者がいますが、ダイビングをするのは私たち夫婦ともう一組の欧米人夫婦の合計4人だけです。

他の参加者はみんなスノーケリングです。


まず、ダイビンググループが先に海に入ります。

先程ウエイトのチェックで海に入ったばかりということもあり、比較的気持ちは穏やかに入水しました。

水面でガイドさんと合図をとってから潜行です。

ウエイトを重めにしたので、すんなり沈んで行きました。


ここからは私の水中カメラがすぐに動かなくなったため、水中の写真は全てモリが撮った写真でお送りします…


潜った瞬間から透明度の悪さに驚愕します!!!

海上は晴れて明るかったのが嘘のように、水中は暗い!!!

そして、流れは速く、
「ゴォーーーー!!」という恐ろしい音が響いています!!!

どうやらまずはカメがいたようです…


そしていつの間にか左横には魚の壁が!!!!

凄い数の10cmほどの魚の群れが固まって、壁になっています!!!

凄い魚の壁…!!!


もちろん私もその壁には気づいていました…


しかしそれどころではなかったのです!!


……苦しい!!!!

息が苦しいのです!!!


透明度の悪さ、暗さ、流れの速さと恐ろしい海の音が一瞬で私を恐怖へと誘ってしまったのです!!!

私は過呼吸状態になり、ほぼパニックです!

これまで潜ろうとして怖くて過呼吸状態になり、なかなか潜れないことは度々ありましたが、ある程度潜ってからこんな苦しい状態になったのは初めてです!!


私はまだそれほど深く潜っていないはずだから、引き返すことは可能だろうと徐々に水面へと浮上していました。

そのことには気づいていない、ガイドさんや欧米人夫婦の奥さんが早く沈んでおいでと手招きしています!


モリも気づいていないので、のんきに?私の写真をとっていました…

下の写真がその時の写真です。
まさに苦しんでいるところです。

緊急時のハンドサインを出すかどうか、ものすごく葛藤がありました!

今、緊急事態を宣言したら、私のせいでみんなの楽しいダイビングを台無しにしてしまうかもしれない!

でも今私は死にそうな状態かもしれない!

死ぬわけにはいかないけど、みんなに迷惑かけたくないし、どうしよう…!!


その時、これまでのダイビングを思い出し、落ち着いて呼吸することが大事であることを自分に言い聞かせました。

ゆっくり呼吸を無理矢理整える努力をすることに…

………


まさかのリカバリーに成功しました!!!

過呼吸状態から抜け出しました!!!

なんとかダイビング続行です!

しかしいつでも恐怖心でいっぱいになりそうです!!!

半泣き状態で進みました(泣)


とにかく楽しんで、恐怖心を無くしたい!

しかしこの魚の壁が凄すぎて、怖い…


よく見ると縞模様の魚です。

本当に左側はどこまでも完全な壁です…!

ここで私の水中デジカメの画面が流れていない砂嵐みたいになっていることに気付きました。

どのボタンを押しても反応がありません!

カメラもこの海に怯えているのかも!?


あっ!アシカがいます!!!

こんな過酷な海にもアシカがいます!!

アシカは元気そう…

なんだか羨ましいです!!


突如、ガイドさんが暗い洞窟に入っていきました。

私たちライトも持っていないし、そんな真っ暗なところ怖い…

洞窟なんか入らないで!!

心の中で叫びましたが、ガイドさんは入って行ってしまいました。

仕方なくついて行くしかありません。

洞窟に入って気づきました!

ここが洞窟ではないことを!!!


先程壁になっていた凄い数の魚たちの中だったのです!!!


なんじゃこれ〜!!

カラ元気出して、モリのカメラにポーズ…

完全に魚たちに囲まれてしまいました。

そのまま、魚の中を突っ切り、魚の外に出ました。


一本目のダイビングはこれで終了です。


船に上がって、しばらく放心状態、だけど興奮状態です。

モリ「やばかった〜!!なんだあれ、やばかったな〜!!」

かお「私は本当にやばかったの…!本当に怖くて、もうだめかと思ったの!」


恐るべしガラパゴス!!!


次のダイビングまで、つかの間の休憩を取ります。

船の上でランチタイムです。

興奮状態でご飯が喉を通りません。

先程私のカメラは動かなくなってしまいましたが、船に上がったら動くようになっていました!
2本目はちゃんと写真撮れるかな~?



14時

2本目のダイビングが始まりました。

今回はちゃんと緊急事態にならずに、潜ることができました!

しかし、やっぱり透明度悪過ぎです!!

本当に透明度が悪く数メートル先のガイドさんがすぐに見えなくなります。

はぐれないように気を付けないと迷子になりそうです!

私の水中カメラを見ると、またさっきのダイビングのときのように動かなくなっていました!

やっぱりカメラもこの海を怖がっているのかも!?



そのとき、ガイドさんが下の方を指差しました!

あ、あれは!!

ハンマーヘッドシャークです!!!


「ゴゴゴゴォー」という海の中に、
突如「ぬん!」って感じで現れました!!!

写真には写ってないですが、1匹ではなかったです!

群れかもしれませんが、透明度が悪過ぎて、ほとんど見えません!


やはりかなり大きいです!!

怖い〜〜!!

しかし心の中で、「ハンマー見れてラッキーなんだよね!!」と自分を励ましていました。


ハンマーヘッドシャークはすぅーっと消えて行きました。

やっぱりハンマーは威圧感あったな…



20〜30cmくらいの魚が増えてきた気がします。

さっきこんなに魚いたっけ?

魚…

やっぱり魚いっぱいいるな…?

混沌とした世界です!!

この魚たち、群れているという感じではなく、ランダムに配置していて、泳がず止まっているかのようです。


これまでの魚いっぱいの海とは一味違う感じがします!

不思議な気持ちになります。



ここでまたガイドさんから合図が!!

またもハンマーヘッドシャークです!!!

今度はさっきよりもたくさんいるのが分かりました!

しかし透明度が悪過ぎて動画でも5匹程度しか捉えることができなかったです!

本当は何匹いたのでしょう!?

もしかして何十匹…いや何百匹もいるのではないかと思うとハラハラします!!!



ハンマーが去ったあとのウミガメ。

流れがますます強くなっていきます!

パタパタと頑張って足を動かしてもなかなか進みません!

もはや面白くなってしまいます!


ガイドさんの指示で岩に捕まりながら進むことに…

波の流れに乗って、一気に強すぎる流れの場所を突破しようとしていたときです…

一緒にいた欧米人夫婦の奥さんが上に飛ばされていってしまいました!

慌てて旦那さんが追いかけます!

ダイビングで急浮上は最も危険です!!

幸いダイビングは終盤で、そこそこ浅いところまで移動してきたところでした。

私たちはガイドさんにここで岩に捕まって待っているよう言われました。

ガイドさんも浮上した2人を迎えに行きました。


それにしても、追いかけて奥さんを助けに行った旦那さんはとても素敵です。

奥さんの方はまだダイビング経験が浅そうですが、旦那さんはベテランのようです。


岩に捕まりながら、落ち着いて周りを観察して待ちます。

アシカが現れました!

2匹のアシカが戯れています!

街中でゴロゴロと寝てばかりのアシカもいるのに、なぜこのアシカたちはこんな過酷な海にいるのでしょうか!?

私たちはアシカの戯れを眺めていました。

もしかして、アシカにとっては対して過酷な海ではないのかもしれません。

楽しそうです。


ガイドさんと欧米人夫婦が戻って来ました。

しかし、もう終わりの時間のようです。

少し泳いだだけで浮上しました。

キッカーロック…

すごいところでした…


やはり恐るべしガラパゴス!!!



かお「あ〜!終わった!!怖かった〜!!でもすごかった!!!」

もちろん私たちだけでなく、欧米人夫婦も興奮状態です。

特に奥さんの方は急浮上してしまったので、さぞかし怖かっただろうと察していました…

しかし、奥さんが私に言った一言、

欧米人奥さん「流れが本当に強かったわね!あなたの前髪がすごく後ろ流れていたわよ(大爆笑)」

えっ!?
そこですか!?

奥さんには全く怖がっている様子が伺えませんでした。

恐るべし奥さん!!!



さて、サンクリストバル島の港に戻りキッカーロックツアーは終了ですが、今日はまだまだ遊びます!



~8日目③~につづく…


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