9. コロナ禍のマルタ留学の旅 コロナ禍の海外渡航は大丈夫?〜10日目 ポパイビレッジ&モスタ観光①〜

09:00ホームステイ先出発
10:10マルタを観光
ポパイビレッジ
12:15モスタでランチ
SAN REMO

2021年6月6日 日曜日

おはようございます。

気がつけば、マルタに到着してから1週間が過ぎていました。


先週の日曜日はマルサシュロックのサンデーマーケットに行ったのですが、今日はどこに行こうかまだ検討中です。

とりあえず今日も昨日と同じで7時に朝食を食べました。


マム「今日はどこに行くの?」

かお「うーん。ポパイビレッジに行こうかと…。」

マム「いいわね!私は行ったことは無いけど、楽しそうよね。」

マムも行ったことないのか…。

マム「ポパイビレッジ行くなら、途中にモスタドームがあるはずよ!確か同じ番号のバスだから、途中下車してモスタドームに行くといいわよ!」

かお「…ドーム??」

マム「モスタドームは本当に素晴らしいところよ!すごく綺麗だし、世界大戦の時に爆弾が落ちても爆発しなかった奇跡の場所なのよ!」

かお「ボム!?」

マム「そうボム!でも大丈夫、爆破しなかったの!」

かお「ワーオ!ホワイ?」

マム「それは分からないわ。確か同じバスだったと思うのよね…。調べてみて。」

かお「オッケー!サンキュー!」


モスタドームにあまりピンと来ていないのですが、マムのオススメは無視できないです。

調べてみると、モスタにあるドーム状の教会がモスタドームと呼ばれていて、ガイドブックでは日曜休みと記載されていたのですが、ホームページを見ると日曜日は12〜17時は見学可能なようです!

これはホームページを信用することとしましょう。

午前中はポパイビレッジに行って、午後はモスタに行くことに決定しました!



ポパイビレッジは10時半開園なので、それに合わせて家を出発しました。


バス停に向かう途中…。

やっぱり野性味溢れる子を発見です。


ポパイビレッジはマルタ島の北部にあり、セントジュリアンからはバスで1時間ほどかかります。

バスは1回乗り換えです。

私はGhadiraというバス停で乗り換えました。

このGhadiraのバス停の目の前は広いビーチです。

Ghadira Bay

パラセイリングなどのマリンアクティビティを楽しんでいる人もいます。

まだ6月が始まったばかりですが、マルタはすっかり夏ですね。


遠くに赤い建物が見えます。

聖アガサの塔(レッドタワー)という1649年完成の見張り台だそうです。

有料で内部を見学できるようですが、今回の旅では行かないと思います。

遠そうですし、あのエリアはあのタワーしかなさそうに見えます。


再びバスに乗り、ポパイビレッジに向かいます。

どんどん田舎道になり、農道のような道になると、前を走るトラクターのせいでバスがなかなか進みません。

こんな感じではバスが遅れるのも当然ですね。


ポパイビレッジに到着すると、バスはここで折り返して、もと来た道を戻っていきました。


10時過ぎ

ポパイビレッジ

すでに可愛らしい建物があります。

まだ開園前ですが、人はチラホラいます。

ポパイビレッジの向かいは広い畑です。

この辺は田舎感満載ですね。


ここで、ポパイビレッジとは一体何か少しご説明します。

ポパイビレッジとは……

あのポパイの村です!

あのポパイとは、アニメでお馴染みのポパイです!

ほうれん草食べると強くなるやつです!

しかし、今の若い人は知らない可能性もありますね。

正直私もポパイのアニメを見たことがないですし、内容は全く分かりません…。


なぜポパイの村がマルタにあるのかといいますと、ポパイ実写版映画(1980年)のためにセットが作られたのですが、その場所がマルタだったのです。

ポパイの写真があります。

ポパイの横にいる女性は確かオリーブという名前ですね。
※フルネームはオリーブ・オイルだそうです(笑)

映画自体は流行らなかった…どころか大コケしたらしいのですが、映画のために作られたセットの村は今も残っていて、テーマパークになっています。

マルタに来るまで全く知らなかった場所です。


開園まで待っている間にネットでポパイビレッジについて検索すると、ポパイビレッジを一望できる場所があり、しかもそこはポパイビレッジの外にあるという情報がありました!

開園まで少し時間があるので先にそのスポットに行くことにしました。

ポパイビレッジを出て右に数分歩いたことろに、、、ありました!

ポパイビレッジかわいい!!!

青い綺麗な海ともマッチしてます!


目の前の海にはすでにクルーザーが来ていて、泳いでいる人もいます。

しかも海の上で遊べるようになっています。

ポパイビレッジの海で遊べるとは予想外です!


写真を撮り終え、ポパイビレッジのエントランスに戻ってきました。

ここがチケット売り場兼エントランスです。


人が並び始めたので私も並ぶことにしました。

想像していたよりもたくさんのお客さんが来ていてあっという間に長い行列になりました。

他のお客さんをよく見るとみんな浮き輪やタオルを持っています。

どうやらほとんどの人が海水浴のためにポパイビレッジに来ているのです!

確かに先程ポパイビレッジを一望したときに、目の前の海が海水浴場になっていました。

もしかして私のような泳がない人は場違いだったのではと不安になります。

そもそもこんなテーマパークに1人で来る人もいないのかな…(汗)


そして10時半になって開園したのですが、コロナのため検温やソーシャルディスタンスで進みが遅く、なかなか入園できません。

行列の中待っていると、浮きを腕につけた3、4歳くらいの男の子が走り回り出しました。

私の後ろに並んでいるファミリーの子です。

お母さんに注意されても、男の子は行列の間を縫うように走り回ります。

そしてピタッと私の前に止まって一言発しました。

「I’m kids!」

その場にいたみんなが笑いました!

君が子供なことはみんな知ってるよ(笑)

お母さんは恥ずかしそうに笑いながら男の子を捕まえていきました。


開園から20分も経過して、やっとポパイビレッジに入園しました。

チケット売り場で「大人1人」と言うと、1人なの?という感じの表情をしたスタッフですが、親切にポパイビレッジの説明をしてくれました。

腕に入園チケット代わりの紙のリストバンドをつけます。

パンフレットもくれて、ポップコーンが食べられる場所に印をつけてくれました。

なんとポップコーンが無料でもらえるみたいです!

ちなみに入園料は15€(2040円)です。


では、いざポパイビレッジに入りましょう。

実写版ポパイの一幕の写真が飾られています。

実はポパイ役は大物ハリウッド俳優のロビン・ウィリアムズなんです!

しかもこの作品が映画初出演だそうです。

ちなみにネットで拾った画像がこちらです。

おもわず笑ってしまう映画のポスターです。


エントランスからは結構急な下り坂で村に向かいます。

ここからも海や村を一望できます。

内海ですし、浅そうで、アスレチックもあっていいですね。

子供だったらすごく楽しい場所に違いないですね!


坂を下っていくと村に到着です。

入園時は行列でしたが、人が少ないです。

ほとんどの人が海に行っています。


あれ?

お客さんなのかと思ったら、もしかして…

ほとんどポパイビレッジの住人なのです!

あれはポパイか!?

もしかしてオリーブもいる!?


ちょっと内心ざわつきます。

恐る恐る住人たちの横を通過すると、オリーブが話しかけてきてくれました。

みんな独り身の私にもフレンドリーです!

かお「写真撮っていいですか?」

オリーブ「もちろんよ!」

なんだか素敵です!

右の人は知らないキャラです!
※ブルートという名前でポパイのライバルの悪徳保安官だそうです。


ポパイ「一緒に写真をとらないかい?」

かお「イエス!」

さらに知らないキャラも増えてる!

みんな親切です!

写真を撮影してくれたスタッフが私にスマホを返そうとするとオリーブが「もっと撮りましょう!」と言って、スタッフに再度撮影を促しました。

次の写真はみんなピースサインです!

私がピースをしていたからですね!

写真に写るときにピースするのは日本人くらいですから、合わせてくれたのですね!

オリーブ優しいです!

みんな優しくて好きになっちゃいます。


しかし、いつももっとイケてるポーズにしたいのですが、ついついピースしてしまうんですよね…。



ポパイビレッジはとても狭いです。

道がほぼメインストリート1本しかなく、道の両サイドに小さい建物が建っているだけです。

入ることができる建物と立ち入り禁止の建物があります。

もしかしたら、コロナ前は入れる建物がもっとあったのかもしれないです。


とりあえず、入れる建物には入ってみます。

コミックミュージアムに入りました。

ポパイの作者のエルジー・クリスラー・シーガーです。

右の写真の実写版ポパイが怖いです。

作者はアメリカ人だそうです。


お宝っぽいものがいっぱいあります。

ポパイファンならかなり楽しめそうですね。


そういえば、ポップコーンが無料で食べれるんでした。

ポップコーンのチケットを見てみると、もしかしてポップコーン2つもらえるのかと思ったら、よく見るともう1つのフリーチケットはポストカードです。

ポップコーンとポストカードが無料で貰えるのですね!

ポップコーンが貰える場所は映画館でした。

ポップコーンを作っているスタッフが1人だけいます。

チケットと交換でポップコーンを手に入れました!

素朴な薄味のポップコーンです。

映画も一応上映されています……。

映画なのかよくわかりませんが、白黒で全く面白そうではないです。

誰もいないですが、椅子がボロボロであまり座る気になりませんでした。

ポップコーンを食べながらポパイビレッジをぶらぶらすることにしました。


子供向けの楽し気な広場があります。

誰もいないです。

入れる建物はとりあえず全部入ってみました。

これが映画のセットなのか分かりませんが、埃っぽくて誰もいないのですぐに外に出ます。

ゲームができそうな場所がありますが、誰もいません。


狭いのでビレッジ内はすぐに見終わります。

やっぱり泳ぎに来る場所なのかもしれないです。


よく見ないと気付かなかったのですが、ポパイたちのショーがやっていました!

メインキャラクターの3人がコントのような感じでコミカルなダンスをしています。

悲しいことに、見ているお客さんは少ないです。

ショーが終わったので、最後に海を見て帰ることにしました。

帰ろうとすると、オリーブに話しかけられてしまいました。

オリーブ「もう帰っちゃうの??」

悲し気な表情のオリーブです。

かお「うーん。イエス…。」

気まずいです。

だって、まだ入場してから30分程度しか経っていません。

しかし、バスの時間まで10分を切っていて、そのバスを逃すと次のバスは1時間後です。

ここには良さそうなレストランが無いので、モスタでランチを食べようと考えていました。

そうなると早めにここを出発したいのです。


1人ではなく、海水浴もしていれば、もっと長居したのですが…。

決してつまらなかったというわけではないとことをオリーブに伝えたかったのですが、なすすべがありませんでした。


オリーブとポパイとお別れして、忘れかけていたポストカードを貰って退園しました。

急いでいたので写真は撮れませんでしたが、ポストカードは何種類かあって好きなものを選べました。

私はこちらのポパイビレッジの写真にしました。

ちょっと後ろ髪を引かれながらも、ポパイビレッジからバスに乗ってモスタに向かいました。



マムがポパイビレッジとモスタは同じバスで行けるのではないかと言っていたのですが、同じバスでは行けないことは朝調べて分かっていました。

確かに方向は大体同じですが、ポパイビレッジまでの通り道にモスタがあるというわけではありませんでした。

しかし、行きに乗り換えしたGhadiraでモスタに行くバスに乗れます。


ポパイビレッジからは1時間弱でモスタに到着です。

モスタの街に着いて、なんだかモスタに他のマルタの街とは違う雰囲気を感じました。

観光客はおらず、静かな感じで、古い建物が歴史を感じさせます。

どことなくローカルな雰囲気が漂い、なんともいえず落ち着く感じです。

モスタ好きかもしれない!


そんなことを思いながら早速レストランへと向かいました。

バス停から少し歩いたところにあるこちらのレストランにやってきました。

SAN REMO

ここで例のマルタ料理に挑戦しようと意気込んでやってきました。


混んでいないか心配でしたが、モスタのレストランはどこも混んでいません。

逆に人が少なくて入りづらいです。

店を除くと、中では昼間から立ち飲みをするおじさんたちがいました。

立ち飲みをしているおじさんたち以外にはお客さんはいません。

地元の人しか入れないのではないかとちょっと戸惑ったのですが、店員さんが席に案内してくれました。


さて、こちらがメニューです。

トラディショナルマルチーズ料理がいくつかあります。

私が今回チャレンジしようとしている料理は……

TRADITIONAL MALTESE RABBIT”

ウサギ料理です!


ウサギはマルタでは昔からよく食べられているのです。

かわいいウサギを想像すると、ちょっと抵抗ありますよね…。

以前日本のイタリアンレストランのコース料理でウサギのパスタが出てきてびっくりしたことがあります。

しかもそのパスタがクセがあって美味しくなかったのです。

マルタに行ってもウサギは食べないと思っていたのですが、語学学校の他の日本人生徒が美味しいと言っていたので、やっぱり心変わりしました。

ウサギを食べずしてマルタは語れない!……かもしれないと。


他のメニューには目もくれずウサギハーフサイズを注文しました!

かお「量は多いですか?」

店員さん「ウサギの半身なので、ちょうど1人分くらいですよ。」

ウサギの半身……。


しばらくすると注文したわけではない前菜が出てきました。

ブルスケッタといって、マルタのレストランではよく出てくる前菜です。

店員さん「どこから来たのですか?」

かお「日本です。」

店員さん「これはマルタの伝統料理ですよ。」

スライスしたマルタパンにトマトソースが塗ってあり、上に野菜やオリーブ、白いんげん豆が乗っています。

ブルスケッタ自体はイタリア料理ですが、マルタパンを使用しているところや上の具材がマルタ流なのだと思います。

ブルスケッタを食べながらウサギを待ちました。


じゃーん!ウサギです!

ウサギをにんにくと揚げ焼きにしたものです。

見た目からはウサギっぽさは感じません!


気合を入れて食べ始めました。

とっても美味しいです!

ウサギって言われないと分からないです。

ほとんど鶏肉です。

ちょっと鶏とは違う風味を感じなくはないですが、ウサギだと思って食べているからだと思うことにしました。

このレストランの味付けが濃いめで美味しいというのもかなり重要ポイントです。

これなら全部食べられそうで一安心しました!

しかし、やっぱりウサギ半身は量があるので、マルタパンも出してくれたのですが、手を付けられませんでした。

フォークで食べようと苦戦する私を見て店員さんが「手で食べて大丈夫だよ。」とウェットティッシュをくれました。

途中で休憩すると満腹感に襲われそうな気がして、両手で掴んでどんどん食べ進みます!


そして、3分の2を食べ終えたところで、手にしたウサギ片に違和感を感じました。

……歯みたいな?

ひっくり返すと…

ウサギさん!?

動揺が止まりません。


右を向いたウサギの横顔としか思えないです…!

よく見たら、がっつりげっ歯があるーー!!!

かお「これ、ウサギのヘッドですか?」

店員さん「そうですよ!ウサギの半身ですからね!」

店員さんはウサギを縦に真っ二つにする動作をしました。


まさにウサギの半身だったのですね…。

ウサギと分かっていて食べていたのですが……

なんともショッキングです!


でも頭部以外はちゃんと食べました。

スパークリングウォーター750ml 4€

ウサギハーフサイズ 17€

合計 21€(2856円)

結構な量がありましたが、ウサギはそんなに高くはありません。


お会計をすると、店員さんにSNSに良い口コミを投稿してほしいとお願いされました。

SNSはやっていませんが、この場で日本人のみなさんにおススメしたいと思います。

チャレンジしてみる価値ありです!!!



さて、お腹いっぱいになったので、これからモスタドームに行きます!

マムおススメのモスタドームはどんな感じでしょうか!?



お腹の中にウサギを秘めてモスタドームに向かうのでした。

~10日目②~につづく…。



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